宇部なるほど地名シリーズ「西ヶ丘」

宇部市西ヶ丘について ~本当は桜ヶ丘という地名が予定されていた⁉~

宇部駅の北側は起伏が目立つ山野ながら広範囲に住宅地となっています。この辺り一帯はかつて西ヶ丘と呼ばれ、戦後の失業対策事業として当時市内最大規模の公営団地が造られた地です。昭和22年より山林を伐採し、造成を進めることで一から道路や宅地区画を整備していきました。
当初、地区内の主要な道路沿いにサクラの木を植える計画があり、桜ヶ丘という地名が予定されていたと言われています。最終的に宇部市の西側にあること、当時の西田宇部市長の名前にあやかって西ヶ丘という名称となりました。現在は西宇部北6丁目となりましたが、平成期以前に造られた公園や配水池、そして自治会の通称名には今も西ヶ丘という地名が使われています。

最寄りの見どころ


西宇部小学校に向かう岩瀬田溜め池近くの市道沿いには山肌に地層がみられる場所があります。これは今から約2万5千年前のこと、現在の鹿児島湾を噴火口とする姶良(あいら)火山の大爆発により押し寄せた噴煙が堆積したものと言われています。このときの火山灰は関東方面まで押し寄せていたことが知られています。
これより更に数万年遡った時期には阿蘇の外輪山が噴火して火山灰が降り注ぎ、市内では川上のテクノロード沿いや上宇部、旧山陽町で噴火に由来する火山灰層が報告されています。
出典:「厚南を生きた人たち」「宇部ふるさと歴史散歩」「西宇部ウォーキングマップ」